HOME > 初級編 > オブジェクト,プロパティ,メソッドについて

オブジェクト

オブジェクトとは、何か操作をするときの対象を示します。
主に以下のようなオブジェクトを使用します。
要素名 オブジェクト名
アプリケーション Application
ワークブック Workbook
ワークシート Worksheet
セル Range

オブジェクトは階層構造になっており、階層を順番に「.(ピリオド)」で結合していくことによって目的の対象を示すことができます。
また、1つのオブジェクトの中に複数のオブジェクトを含んでいるものをコレクションといいます。
要素名 オブジェクト名 説明
ワークブック Workbooks 現在開いている全てのブック
ワークシート Worksheets 現在開いている全てのシート

最上位オブジェクトは、Excelを示す「Application」になります。

オブジェクトの宣言とSET
オブジェクトに値を設定するときは「Set」を使用します。

● Application
Dim excelHost As Excel.Application
Set excelHost = new Excel.Application

● Workbook
Dim wb As Workbook
Set wb = workbooks.open(openfilename)

● Worksheet
Dim ws As Worksheet
Set ws = wb.worksheets(1)

● Range
Dim myRange As Range
Set myRange = ws.Range("A1:B3")

今の段階では「open」「new」ってなんですか?って感じだと思いますが、後ほど説明しますので安心してください。
今はオブジェクトにはSETだけ覚えておいてください。


プロパティ

プロパティとは、オブジェクトが持つ属性情報を示します。

例)1番目のワークシートのセルA1に「Excel VBA講座」という値を設定
Worksheets(1).Range("A1").Value = "Excel VBA講座"

目的の階層までのルートを示したのちにプロパティ(例ではValue)を指定します。
オブジェクトの種類によって、保有しているプロパティは異なります

メソッド

メソッドとは、オブジェクトに対して動作を与えるものです。
プロパティと同じように目的の階層までのルートを示した後にメソッドを指定します。
オブジェクトにより、保有するメソッドは異なります。
Worksheets(1).Range("A1").Select

このプログラムを実行すると、1番目のワークシートのセルA1が選択されます。





変数とは? Rangeを使ったセル操作








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