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Select 〜 Case

If 〜 Else文で紹介した、Ifステートメントは「1か、1でないか」という相対する条件で分岐する命令文です。
それと比べて、今から紹介する「Select ~ Case」は「1か、2か、3か、・・・」と複数条件存在する場合に使用されることが多いです。
JavaなどでいうSwitch文と同じです。

●文法
Select Case 対象変数等
Case 条件1
処理1
Case 条件2
処理2
Case Else
処理3
End Select

基本的には、If文と同じような構造をしているので、If文が理解できていれば容易に使いこなせるはずです。


●使用例
Select Case dotWeek
Case "月"
MsgBox "月曜日です"
Case "火", "水"
MsgBox "火曜か水曜です"
Case "木", "金"
MsgBox "木曜か金曜です"
Case Else
MsgBox "土日です"
End Select

使用例のように条件文を「,(カンマ)」で区切ることで「OR」を表現することもできます。

値の比較をする場合は、「Is」を用います。

Select Case tokuten
Case Is >= 80
MsgBox "優"
Case Is >= 60
MsgBox "良"
Case Is >= 40
MsgBox "可"
Case Else
MsgBox "留年だぁヾ(▼ヘ▼;)"
End Select

ひとつ注意してもらいたいことがあります。
それは、記述する順番です。
プログラムというのは、基本的に上から順番に流れていきます。
仮に「Case Is >= 40」というのを一行目に書いたとしましょう。
どうなるとおもいますか?

「tokuten = 100」と一致したことで、以後の処理は行われなくなります。
つまり、80点の人も、100点の人も全員"可”になってします。

そんな悲しいプログラムは作らないでくださいね。。。




If 〜 Else文 For 〜 Next文





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