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エラー処理

エラーが起きたときの処理も必ず組み込まなければいけません。
エラー処理を行うことで、強制終了されることなく、処理を終了させることができます。

エラーをキャッチするには「On Error GoTo」ステートメントを使用します。

●構文
Sub sample()
On Error GoTo 行ラベル
通常処理
Exit Sub … 忘れないように!
行ラベル:
エラー処理
End Sub

「忘れないように!」と注意書きした「Exit Sub」を記述し忘れると、処理が正常に実行されたのにエラー処理が実行されてしまいます。
そこで「Exit Sub」と記述してエラー処理の前でプログラムを終了させています。

●使用例
Sub samaple()
On Error GoTo errHandler
Range("-A1").Value = "存在しないセル"
errHandler:
MsgBox "エラーが発生しました。"
End Sub

使用例のプログラムは存在しないセルに値を入れようとしています。
このプログラムをエラー処理をせずに実行すると、以下のようなエラーがでて強制終了されてしまいます。


予期せぬエラーが起こることは多々あります。
そんなときに、変な処理が行われないようにするためにはエラー処理は欠かせません。

エラーを無視する

実はエラーを無視することもできます。

●構文
Sub samaple()
On Error Resume Next
処理
End Sub

エラーを無視することはできますが、無視したことで様々な障害が起こる可能性もあります。
適材適所、判断して使用してください。



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